Tableau 2020.4 新機能:Tableau Prep Builderのフロー作成がブラウザからできるようになりました
こんにちは、ソリューション部・新納(にいの)です。
2020年12月14日にTableauの最新バージョンである2020.4がリリースされました。
本エントリでは、新機能であるブラウザからのフロー作成についてご紹介します。
前提条件
本エントリの執筆にあたって使用した環境は以下の通り。
- Tableau Server 2020.4.1
これまでのバージョンでは
デスクトップアプリであるTableau Prep Builderでデータを加工するフローを作成し、Tableau Server/Onlineへパブリッシュして実行させる機能がありました。2020.4からはなんとフローの作成自体もTableau Server/Online上から、つまりブラウザからできるようになりました。フローの作成~実行までシームレスに行えますし、バージョンやフローの管理も一元化できて便利なアップデートです。
やってみた
百聞は一見に如かずということで早速体験してみましょう。管理者としてログインし、[設定]→[全般]→[Web作成]から「フロー。ユーザーがブラウザでフローを編集することを許可する。」にチェックを入れます。なお、2020.4にバージョンアップすればデフォルトでチェックが入っている状態です。
[検索]→[新規]→[フロー]で新規フロー作成できます。なお、前項のチェックを外した状態だとフローのメニューは表示されません。
デスクトップアプリのTableau Prep Builderでの操作と同様、まずは起点となるデータへの接続が求められます。
フローを作成したら右上の[Publish]からフローを保存します。
フローの名前や、保存先プロジェクトを選択します。
保存に成功したら以下のようなメッセージが表示されます。
フロー作成ができるサイトロール
フローの作成はCreatorライセンスで設定可能なサイトロールでのみ可能です。
(Tableau の価格 (チーム & 組織向け)より引用)
おわりに
フローの作成がブラウザからでもできるようになると管理が一元化できて楽になり、利用者にとっても自身のローカル環境の事情は気にせずにシームレスに作成・実行ができてますます便利になりました。2020.3からは外部データソースへの出力機能がサポートされましたし、Tableau Prep Builderでできることの幅がますます広がっていきそうです。